ISBN:4253212220 コミック 手代木 史織 秋田書店 2007/03/08 ￥410

一巻はお世辞にもおもしろいと言えるものではなかったけど
二巻で化けたナーという印象。

作者本人がよっぽど聖闘士星矢が好きなのか原作のイメージを
なるべく壊さないように丁寧に作っているのがよく伺える。

一巻ではそれが作者本人の個性を消す形になってしまっていたが
二巻になって黄金聖闘士の描写が増えてきてから
この作者独自の良さが出てきたように思う。
今後の展開にも期待したい。

それにしても大人になってわかる聖闘士星矢の原作の異常な完成度。
少年漫画に必要な要素が完璧に揃っている上に
圧倒的な世界観。
車田先生すごいわ。

ISBN:4063724565 醇I??醇I??醇I??醇I?潤イ 遵`?? 醇H?潤チ醇B?? 醇Q¬?醇Q??醇M潤・ 2005/07/22 醇`潤ツ?540

書こうと思っていたこと色々あったんだけど
この漫画の最終回読んだら全部吹っ飛んだ。
名作たりうる資質を持ちながら、
様々な原因で物語を垂れ流しその輝きを失っていく
作品は実に多い。

そんな中この漫画は最後まで「蒼天航路」であった。
その終わり方でさえ曹操らしい。
作品の在り方すらも物語に沿っていた稀有な作品

これほど素晴らしいモノを読ませてもらっては
読者たる自分に言えることは一つしかない。

ありがとう　ごちそうさま

ISBN:4061824007 新書 西尾 維新 講談社 2005/11/08 ￥1，134

そういや買ってたの忘れてた。
本の出来としてはコンボイの謎ぐらいで
表題通り僕の気力はネコソギ持っていかれました。
どこがつまらないとかそういう次元じゃなくて
全部つまらないから突っ込みようがないもん、コレ。
ネコソギラジカルは上・中・下とあるんですが
まとめて火にかけて芋でも焼くのが
唯一正しい楽しみ方な気がします。

クビシメ〜の頃はあんなにおもしろかったのに
どうしてこんなにつまんなくなっちゃったのだろう。
まだ見限りたくない作家なので
次はなんとか調子を取り戻してくれることをファンの一人として祈ります。

ISBN:4061849794 文庫 綾辻 行人 講談社 1991/09 ￥620


悪くはなかったんだけど微妙。
随所にうまい手法は見受けられるが
一歩引いて見てしまうというか。
そもそも十角館という舞台をうまく生かしきれて
ないように感じた。
（例えばこの館だからこそ！というトリックがあったら
　印象は大分良くなったはず）

孤島の奇妙な館という舞台そのものが
いわゆるミステリーファンへのミスリードに
使われているのは確かに斬新かもしれない。
が、それでもあえて正面からこてこての推理物を
書いて欲しかったというのが偽らざる心境。

「トリックを駆使し犯罪を隠蔽しようとする犯人を
　名探偵（とその助手）が追い詰める」

という古き良きミステリーを期待していたもんで
ちょっと肩透かしを喰らってしまった気がする。
決して悪い作品じゃなかったんだけど・・・

ISBN:4829117354 文庫 山本 弘 富士見書房 2005/07/20 ￥546


僕がライトノベルにはまってたのは小学校ぐらいのとき。
ちょうどロードス島戦記が売れ始めたときかな？

当時はTRBGのリプレイを読むのが好きで
特にソードワールドリプレイは傑作が多かった。
スチャラカ冒険隊やらバブリーズやら・・・

ソードワールドの短編集やら長編やらも色々出ていましたが
これもその中の一つ。
なんと10年の時を経て完結ということで時代の流れを感じます

正直どんな話だったかあまり覚えていないんですが、
機会があれば書店で手に取ってみようかなと思います。


しかし山本 弘と言えば「と学会」のとんでも本で
いまや世間には知られています。

が、実はそれ以前にこのサーラシリーズの2巻か3巻で
結婚してあまりの嬉しさに頭がハイになったのか
よりにもよって全国に発売される小説のあとがきで

　　　　　　　　‘君を守りたい’

とか
でかでかと愛の告白書いちゃって
当時のライトノベル界で超有名だったことは
もうみんな忘れてあげてください・・・