AtoZについて

2005年5月31日
ご存知の人もいるかもしれませんが、
6月26日(日)に私の知り合いがAtoZという大会を立川で
開くそうです。

最初この大会について書こうか書くまいかかなり迷ったんですが
書かないで後悔することになるよりは、書いて後悔するほうが
いくらかマシだろうと判断しました。
もう大会まで一ヶ月を切って時間もあまりないですし。

まず最初にこの大会はこの日記にリンクしてくれているサトPIN(以下サトP)が中心になって開く大会です。
当然知名度0からのスタートなわけですがその点は都内にある各大会、日記やホームページ上で宣伝してもらったおかげで
かなり存在を知られるようになったと思います。
これに関しては主催者側の努力も大きく、素直に評価できる
ところでしょう。

しかし今回問題にしたいのは大会運営の準備に対してです。
部外者の私がこんなことを言うのもどうかと思うのですが、
はっきり言って何もやってなさすぎじゃないでしょうか。
これから私がそう思う根拠を挙げていきますので、
反論があればメールなり直接会ったときなりにどうぞ。
間違っていたらきちんとあやまります。

1 スタッフの人数は足りているのか?

この大会のスタッフは私が知る限り3人です。
サトP:発起人。現役プレーヤーで大会のスタッフを何度か
    手伝ったことがある

erom氏:国分寺で開かれるプレリリースパーティーのヘッド
    ジャッジを何度も務める。ただし、規模は16人ほど。
    type-1プレーヤーのため現スタンダードのカード
    についての知識に不安が残る。

ともてぃ:基本ルールは熟知しているがここ最近は、受験やら
     バイトやらでマジックから離れ気味。
     要リハビリ。

さて今回の大会の最大参加人数は64人です。
上の3人ではたして滞りなく運営できるでしょうか。
私には厳しいと思います。

例えば五竜杯やPWCを例に出して、けっしてスタッフの人数
が参加者に対して不足しているわけではない、という反論は
無論成立すると思います。
しかし彼らは五竜杯やPWCのスタッフと違いこの規模の大会運営に関してはほぼ素人なのです。
私の目には3人合わせて2人前、好意的に見ても32人規模の
大会運営がせいぜいと思われます。(しかもドラフトも並列して
開催するんですよね?)

誰でもいいのでジャッジ経験者に連絡を取り手伝ってもらった
方が無難でしょう。
最低で2人、3人加わればベストかなと。

またこの件に関してサトPに一度指摘したところ
お金がないという答えが返ってきました。
この意見に対して私は相当言いたいことがあるのですが、
あえて簡潔にまとめると

・ここでお金を使うのは100%正しいお金の使い方である。
 たとえ赤字になったとしても私なら投資と思ってあきらめる。
 
・金が無いなら頭を使え。
 たとえ格好悪くても頭を下げて人の情にすがる方法もある。
 借りはいつか利子つけて返せばいい。

2 スタッフ経験はありますか?

私が知る限りではサトPを除いた2人は中規模以上の大会での
スタッフ経験が絶無に近いと思う。(あったとしても最近では
ないはず。)

君達が真面目に大会を成功させようと思っているのならば、
今週でも来週でもいいからある程度の規模の大会スタッフに
ボランティアで参加してくるべきだろう。
サトPの日記にもあったが、運営側で参加すると色々とそちら側
の苦労や工夫が見えてくるし、自分なりの反省点も見つかるだろう。
一番言いたいことはAtoZの終了時に初めて自分の未熟さに
気づくのでは遅すぎるということです。

3 企画書(のようなもの)は作りましたか?

集団で一つの目的を達成しようとする場合大切なことは
スタッフ全員の目的に対する共通理解です。
もっと簡単に言い換えると何をするべきか皆がわかっている
状態です。

この大会で言うなら大会の運営スケジュールがその代表的な
ものになるでしょうか。
さてサトP。
例えば

・もう大会の運営スケジュールはできていますか?
・それは他の2人も承知していますか?
・会場の机をどのように配置するかきまっていますか?
・ドラフトは何回戦から募集を始めてどの場所で行うか
 決まっていますか?
・何よりこれらの決め事をしっかりと紙に記録して
 それを元に打ち合わせを重ねてますか?

4 原稿は作ってあるのか?

大会主催者のあいさつというのは意外に重要です。
特に今回のように0からスタートする大会では主催者の人柄
に触れる最初の機会ということもあり、その重要生は一層高まり
ます。
逆に言うとここでミスると最悪です。

まずは原稿を作ります。
伝えるべきことをどういう順番でどんな言葉で伝えるのか。
文章が長すぎないか。
失礼な言葉使いがないか。
よく考えて作ってください。

次に校正をします。
できれば2人以上の人に原稿をチェックしてもらって、
伝えるべき事柄が抜けていないか、
言葉使いが間違っていないかどうかなどを確認してもらってください。
OKがもらえたら完成です。

5 スピーチの練習をしているか?

現時点で私にはAtoZで誰が中心になってしゃべるのかわからない
のですが、誰がやるにしろ人前でしゃべる練習は十分にして
おくべきでしょう。

まずは原稿を覚えてください。
次にそれを人前でしゃべる訓練です。
これは店長あたりに頼んで閉店前の身内しかいない時間帯などを
利用させてもらうのが良いと思います。
(もちろん他のお客さんが来たら中断するし
 店には絶対迷惑をかけないこと)

しゃべるときは会場全体に届く声で(マイク使うのか?)
言葉をはっきりはきはきとしゃべることを意識しましょう。
リハーサルの際はしゃべり終わるまでだいたい何分かかるのか
時計で見ておくと良いでしょう。
録音しておいて自分でしゃべり方を確認するのも
やっておくとベター。
もちろん聞いてもらった身内にその感想を求めるのは基本です。

しつこく書くけどあいさつは重要。
そしてしゃべることを絶対になめるないこと。
とにかく練習あるのみです。

長々と書いてきましたがこれらが全部的外れな心配であること
を祈っています。
今度サトPに会ったとき
「もう日記に書いてあったことなんかとっくのとうに終わって
 ますよ〜」
とか言ってくれたら正直うれしいです。

最後に発起人のサトPに伝えておきたいことがあります。
今回の大会に参加してくれる人たちは交通費と参加費を
払ってくれている人たちです。
いわばお客様です。
また大会の告知に協力してくれた人たちも沢山いることでしょう。

彼らは皆この大会に期待してくれている人たちです。
そして中には君という人間に期待してくれている人もいるでしょう。
告知をしている君を見て行ってみるかと考えてくれた人。
知り合いのサトPが今度大会を開くから行ってあげるかと
考えてくれた人。

これはとても嬉しいことです。
そしてとても怖いことです。

君には自分の起こした行動に対する責任があります。
彼らの期待に応える義務があります。

よく自覚して大会の日まで後悔のない日々を送ってください。
AtoZの成功を心から祈っています。

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